今日はですね、とてもとてもすがすがしい日本晴れでした。
お昼頃から雲が出てきちゃいましたが、とても良い気持ちで散歩とかしてました。最高b
久々にテンション高めのシャオですこんばんは♪
サテサテ、いよいよ今回から社会に出た後の出来事を書いていきます。
いよいよとか言っても大したもんでもないのだけれど。
では。オホン
平成9年。高校の卒業。そして大阪のある企業への就職。
勤務内容はガソリンスタンドの店員。
給油をしたり、オイル交換をしたり。はたまた色々なものを売りつけたり。
勤務時間は一日12時間。楽しかった高校生活が終わったとたんに社会の厳しさを
思い知らされる。結局時間通りなんて帰れないから13,4時間仕事だしね。
その当時、大阪の摂津市というところに会社の寮があって、勤務地は茨木市。
自転車で30分ほどかかるのが、朝は辛かったなあ。
もう4月だったのだけれど、とにかく寒くて寒くて。いまだに大阪の冬は慣れないけど。
摂津市って所は、ホント行くところが無くて。コンビにとかも遠かったし。
男2人で一つのアパートの部屋に住んでるんだけど、特に会話も無く。
というかその人が勤務先の主任さんだったのだけれど、体育会系の人でねえ
ホント苦手だったなあ。その当時は。
なので、家に帰って寝る。起きる。仕事行く。の繰り返し。
最初は、12時間の勤務に身体がなれなくて。遅刻大魔王と化してたなあ。
しまいにゃ遅刻したら1000円罰金!!とか言われる始末。かなりやばかった。
赴任先のスタンドは、客層もトラックやダンプのおっちゃんがほとんどだし
一緒に働くスタッフも、所長が当時60手前で、もう一人のおっちゃんが50半ば
主任が当時26で、私が18.。うん。友達ってわけにもいかないしねえ。
主任は、休みの日になると実家に帰っちゃうので遊ぶ事も出来ないし。
挙句、電車なんて徳之島には無かったし、もちろん路線とかも全然わからない状態なので
どこへどうやって行けばいいのかさっぱり分からなかった。
唯一とりあえず、JRだ!なんて思って。今思えばモノレールとか乗れば門真市や守口市
とか簡単にいけたのにね。30分もかけて吹田とか千里丘のJRの駅まで行ってさ。
挙句、自転車パクられちゃうし。ばかだね~。ま地理の話は分かる人にはわかるでしょう…。
それと、休みは週一回。といってもまあ二日制って方がまだ珍しかったか。あの頃は。
休みの日になると、どこかへ行きたいけど行きたいところもわからない、何をしたいのかも
わからない。なのでまあ、ほぼ寮の近辺うろうろしてたんだけどね。
歩いて5分位のところに、小さな雑貨屋さんがあって。夜8時くらいまで開いてたから
そこでお弁当とかいつも買ってた。その頃は自炊なんて考えたりもしなかったからね。
そこのご一家と、良く話をするようになって。いつも何かと立ち話で時間をつぶして
それがまた、結構楽しかったんだけどね。
たまに、夕飯に肉じゃがつくったからもって行き~とか。タッパに入れてくれてたりして
涙出るほどうれしかったなぁ。大阪の人は暖かい人はとことん暖かい。ありがたかったな。
ま、そんなこんなで過ごしていた頃。ちょっと不思議な出会いがありました。
ある日、いつものように仕事を終えて。することもなくぼーっとしていると不意に
当時持っていたPHSに着信が。見た事の無い番号。今なら絶対とらないんだけど
誰だろうって、出てみたのですよ。そしたら
若い女の子の声で、「あーもしもし?私~○○やけど・・わかる?」
・・・・・・・知らないっ!
私「えーっと、番号間違えてません?私は○○って言いますけど・・・?」
そしたら、なんかイラっとした感じの口調に変わって
相手「なんでーな。昨日ナンパされたやん!」
・・・・・・・・ナンパなんてしません。というか出来ません Orz
というわけで、自分には身に覚えが無い事、ナンパするどころか島から出てきたばかりで
何処がどうなのかすら分からない事などを一通り説明すると、その女の子は諦めたように
じゃあ、もういいわ!って一方的に電話を切っちゃったわけです。
なんだったんだろう・・・と、思っていると再び着信。見るとさっきの番号。
何か言い忘れた事でもあるんかいな?と取ってみたのですが。
私「はい、もしもし?」
相手「あー、えっとさっき電話した子の友達なんやけど、この電話番号って
君の電話で間違いない?」
私「うんうん、この間とった所だけど。」
はて、その後彼女が説明するには、私の当時の電話番号をナンパしてきた相手に教えられたと
んでどうしてるのかなと思ってかけてみた。と。
はて、はてはて。
ふと気がつくと、それから2時間ほどその子と話し込んでいましたね~。
なんでだろ。なんか楽しかったのかな。
インターネットとかも触れた事が無い時代。見ず知らずの相手とそれだけ話をしたのは
初めての体験だったかなあ。
それから、ちょくちょく電話をかけてきてくれるようになって。
私の方も、その子からの電話を毎日楽しみにするようになっていたのかな。
確かその当時その人は21だったはず。ちょっとおねえさんだったのもあって
いつの間にか惹かれてたなあ。
もちろん、慣れない一人暮らしの寂しさのせいもあったんだろうけど。
とても、癒し系というのかな。ほわわーんとした声で、なにしと~ん?って
いつも電話をくれる。それが凄く楽しみだった。
同じ関西弁圏内でも、だいぶ違うよね。確かその人は姫路の人。
そんなこんなで、時間は流れて。確か夏に差し掛かった頃だったかなあ。
不意に、明日姫路に遊びにこーへん?と突然のお誘いが。
うーわ、どうしよう。って思いつつもやっぱ会いたいって思ったので。行く事に。
仕事が終わって、一応シャワーとか浴びて(あくまで身だしなみの為ですよ?)
自転車乗って、JRの駅へゴー。
・・・
つか、遠かった。電車なれてないのに2時間くらいかかったんじゃないだろうか。姫路
すーっげー遠く感じたなあ。まあわくわくしてたから行きはよかったんだけどね。
姫路の駅について、到着したよーっと電話して。待つことしばし。
ついたよ~って連絡入ったので、言われた場所へ向かうと。
いや、実際相手のことなんてさっぱりわからなかったのでどんな人来るんだろうって
なんか緊張してたんだけどね。
びっくりするくらい可愛い人だったなあ。黒い大人っぽいワンピースとか着てて
長い髪を軽くまとめただけなんだけど、それがなんかさわやかにステキで。
スケバン刑事(知ってる世代にはわかるだろう・・・)の頃の斉藤由紀にそっくりだったなあ
なんか、おもわず一歩たじろいでしまうほどにかわいらしい人だった。
んで、まあその後の展開はまあご想像にお任せという事で。(ぉ
帰りはわざわざ三宮あたりまで送ってくれたなあ。楽しかったなあ。
んでも。
まっ、そんなに世の中穏やかに行くわけが無い。
それから数日後、また電話がなって。いつもより声が暗いのが気になったから
どうしたん?って聞いてみたら。
実は、近々結婚する事が決まっているとの事。まあー結構ショックだったけどね。
どうしようか迷ってるんだって。凄く辛そうに色々相談されたんだけども。
でもさ。んじゃやめろよ。なんて言えないのさ。てか言えなかったなあ。若かったか。
結婚したらしたで、幸せになれるんじゃない?ってなんか一生懸命背中を押す自分が居た。
その電話を切ればもう、二度と接する事は無いって決めながら。寂しいくせにねぇ。
なので、その後どうなったかは、まったく知らない。
でも、幸せになっているといいなあって。今もたまーにふと思い出すかな。テレビで
姫路とか出た時に。
そうそう、何かの拍子にふと思い出す。位になると誰かの事を忘れられたって言えるんだ
そうな。まあー。でも忘れたい思い出ばかりじゃあ寂しいことだろうけど。幸い少ないと思う。
・・・ってなわけで、今日はここまで。
この後起こる出来事を、この当時の私はまーったく知る由も無く・・・。
というわけで、その8でまたお会いしませう。